人生まんなか暮らし

人生なるようになる

ラルクのライブに行ったお話③

前回のお話

sakurako-kt.hatenablog.com

 

気づけばラルクの30th東京ドームライブも目前となっていた。

ラルクのライブに初めて行った話を書き始めて3ヶ月も経ってしまった。

今回が完結verになります。

それでは前回からの続きが始まります。

↓↓

 

 

会場にエンジン音が鳴り響いた。

「Driver's High」の始まりの合図だ。

 

アインシュタインの稲ちゃんがアメトーーク

ラルク大好き芸人の回でエンジン音聞いただけで泣いたという話をしていたが私も泣いた。

 

思えば私が初めて出会ったラルクの曲は

Driver's Highだった気がする。

小学校の時に見ていた

アニメ「GTO」のOPだった。

当時の私にとってすごくお洒落な曲だった。

そんな思い出のある曲だ。

 

そしてついに始まった私の運命の曲

READY STEADY GO

 

中学生の私を一夜にして虜にしたこの曲。

第一弾の記事にも書いたが稲妻が走ったかのように私に衝撃を与えた曲。テレビでラルクの姿を目の当たりにしたあの日。

次の日からラルクについて調べまくった。

当時はSNSもなかったので公式サイト、ファンサイト、掲示板あらゆるものを漁りまくった。

どうしてこんなカッコいい存在に今まで気づかなかったのか。

かっこいい

カッコイイ

KAKKOII

言葉に表せないCoolさがあった。

 

運命の曲に生で触れて私のアドレナリンは

振り切れた。

 

hydeとてっちゃんが回転するステージ上で

ぐるぐる回りながら演奏している。

結構な速さだったので「遠心力凄そう」と

一瞬冷静な考えが浮かんだ。

 

「楽しい」

 

心の底から感じた。

 

レディステが終わると一旦メンバーははけて

アンコールが始まった。

 

自分の持っているスマホのライトを点灯し

ペンライトの代わりに振るという演出がなされた。

 

ライブ中にスマホを手にするということが滅多になかったので少し戸惑った。

 

観客席がスマホライトで照らされた景色は非常に美しかった。

まるで星空のようだった。

さいたまスーパーアリーナに広がる星空の中で始まった

「ミライ」

 

hydeが我々ファンとまた会場で一つになれることをイメージして作ったという曲

大サビにある「虹」という歌詞が歌われたときは会場内に七色の照明による虹の架け橋が現れた。

 

あまりに美しくて胸が苦しくなった。

 

そして今回のツアーのお楽しみタイムでもある

「観客によるウェーブ」

これが綺麗に成功しないと新曲の

「FOREVER」

を歌ってくれないらしい。

どうやらラルクの皆さんはFOREVER開始スイッチのようなものを所持しているとのこと。

笑った。

 

1回目のウェーブははkenちゃんに汚いとダメ出しをくらった。厳しい!!

2回目のウェーブは美しくきまった!(多分)

 

会場内に「FOREVER」が鳴り響いた。

 

楽しい!!!ラルクって楽しい!!

 

そんな楽しい時間はあっという間だ。

 

とうとう最後の曲となった。

 

ラルクの代表曲

「虹」

 

壮大な曲の中、ステージ上空から光輝く銀の紙吹雪が降り注いだ。

今度はまるでダイヤモンドダストのようの光景だった。

 

その輝きの中にあるL'Arc〜en〜Ciel

目に映るもの全てが美しすぎた。

うん十年生きて見てきた光景の中でベスト10に入るくらい美しい光景といっても過言ではなかった。

 

 

こうして私の初めてのL'Arc〜en〜Cielのライブは終わった。

 

「生まれてきて良かった」

 

この一言に尽きた。

 

あぁ、

ラルクがいる世界

時代に生まれてきて良かった。

 

中学時代の私へ

生きてて良かったよ。

 

胸がいっぱいという感覚を味わった。

 

一人で行ったので帰り道に誰かと語ったりすることもなかったが胸がいっぱいで上手く言葉が紡げなかった。

 

帰り道も頭の中はずっとラルクでいっぱいだった。

そして家が近すぎて気づいたら家に着いていた。

 

家で待つ夫に興奮しながら

「すごかったよ!」「楽しかった!」

と語彙力の無さすぎる感想をぶつけた。

 

またラルクに会いたい。

 

そんな思いが強くなりその後12/25にあった

ラルクツアー代々木公演も追加でチケット取った。

気持ちが抑えられなかった。

その話はまた後日書けたら書きます。

 

そんな感じの私のラルク初ライブの話でした。

 

東京ドームライブ楽しみだなぁ。

 

 

ラルクのライブに行った話その②

sakurako-kt.hatenablog.com

↑前回の日記

 

幕は上がった

 

私にとって初めてのL'Arc〜en〜Cielのライブが始まった。

 

※ライブレポートが書けるような記憶力も表現力もないので自信が脳直で感じたことや思ったことを綴ります。レポではないのでご了承ください。

 

アリーナに作られたセンターステージのおかげでS席からでもとてもよく見えた。

 

360°の円形モニターに映されたOP映像。

 

もうすぐ私の視界に生のL'Arc〜en〜Cielが飛び込んでくるんだ...!そう思うとアドレナリンがナイアガラの滝のごとく流れて出ているのが実感できた。

心拍数を測ったらきっと測定器は異常値を示しただろう。

 

稲妻のような大きな一つの音の後

モニターが競り上がり現れた。

 

L'Arc〜en〜Cielの4人の姿

 

しかし暗転していてよく見えない。

 

コロナ禍で発声は禁止だったがもし声が出せたら私は叫べただろうか。

とにかく固唾を飲んだ。

 

1曲目 get out from the shell

 

怪しげなイントロの後に初めて生で聴くhyde氏の歌声

「うわっ!カッコいい」思わず声が出そうになった。

 

サビに入ると暗かったステージが光に包まれて4人の姿がハッキリ見えた。

 

興奮の絶頂にいくかと思いきや突然私は冷静になった。

「レベルが違う...」

金かかってんな!演出すごくない?!とそんなことを考え出した。

今まで私が見てきた様々なライブも非常に素晴らしかった。

しかし、やはり世界レベルのモンスターバンドはカメラワークや照明すべてが凄かった。もはやカルチャーショックに近いものを感じた。

圧倒されるとはまさにこのことだろう。

 

間髪入れずに2曲目

「Caress of Venus」が始まった。

 

前曲と異なるアップテンポでポップな曲だ。

 

ここで私の感情が急に爆発した。

「L'Arc〜en〜Cielって本当にこの世にいたんだ...」

今までテレビで見るか夢の中にしか現れなかった存在が目の前にいるという事実に感動した。

 

ラルクファンでお馴染みアインシュタインの稲ちゃんもそんなこと言ってたな。

ラルクを目の前にするとみんな同じ感情を持つのか...?

 

しばらくライトも降らず硬直した。

初めて感動で身体が動かなくなるという経験をした。

 

そして中学時代の自分に伝えたいと思った。

「中学時代の私!今、目の前にラルクがいるよ!」

ということを。

 

様々な感情が溢れて、自然と涙がたくさん流れてきた。

 

棒立ちで静かに泣いた。

 

涙を拭って見えたステージには

ベースを弾きながらぴょんぴょん飛び跳ねる

てっちゃんの姿が見えた。

また泣いた。

 

前述していた通り、私はてっちゃんが好きだ。今で言う推しというやつだ。

彼のベースを弾きながら飛び跳ねたり、走り回ったり、ターンしたりというパフォーマンスがずっと好きだった。

 

彼のそういう姿を見ると自然と心が躍った。

 

その光景が目の前に広がっている。

ラルクがいるこの世界はなんて素晴らしいんだろうと思った。

 

そこからしばらく泣いたり、硬直したり、我に返ってライトを降ったりの繰り返しだった。

 

※前述した通りレポをするつもりは毛頭ないので全曲どんなこと起きてたかは書き起こすことはしない。

 

STAY AWAY」のイントロが聞こえた。

身体がふわっと宙に浮くような高揚感が身体を駆け抜けた。

 

踊るラルク(合成)のMVでお馴染みのこの曲。

MVも含め大好きな曲だ。

中学のときから何百回と聴いた曲。

 

回転するステージ上でhydeとてっちゃんがグルグル回ってる(表現むずい)

お二人の姿がよく見える。

 

あぁ...至福とはまさにこのこと

と感じた。

 

続けて「NEO UNIVERSE」の2000年発売ソングのコンボが来た。

 

ネオユニのステージ演出の美しいこと。

ステージ上には光の柱が完成し、そしてキラキラという言葉がぴったりの照明が施された。

 

その中で歌うhydeが美しくて堪らなかった。

天使かと思った。

 

ステージに炎が🔥灯されたりそれを消すような雨の演出がされた後

MY HEART DRAWS A DREAM」が始まった。

私が大好きで大好きで堪らない曲だ。

曲が始まった瞬間、再び涙が止まらなくなった。

この曲は私が大学受験を迎える頃に発売された曲で夏期講習中に何回も何回も聴いていた。

「夢を描くよ」という歌詞が大学進学という目標を持って何かに取り組んでいた私にはとても響いていた。

そんな私を支えてくれた曲を今、生で聴いている。なんて幸せなんだ。

hydeには正面から風が吹き、両手を広げて歌っていた。まるで大空を羽ばたく鳥のようだった。

 

美しかった。

 

多幸感とはまさにこのことか。

自分の知らない感情がまだあるんだなぁという感覚だった。

 

続きを書こうと思うのだが、続く曲が

あまりに思い出が深すぎる

READY STEADY GO」が控えているため

続きがとてつもなく長くなってしまうので次の日記に綴ろうと思う。

 

私のラルクのライブへ行った話はまだまだ続きます。

それではまた。

 

ラルクのライブに行ったお話その①

これから念願だったL'Arc〜en〜Cielの

ライブに参加した話をしていく。

とにかく長文、思ったことを気の向くままに書いていくのでツッコミ等は受け付けておりません。

 

 

L'Arc〜en〜Ciel

フランス語で虹という意味だ。

 

平成という時代に10代〜を過ごした年齢の方なら一度は彼らの楽曲に触れたことがあるだろう。

 

ラルクの出会いは忘れもしない

私が中学2年のときだ。

丁度、ラルクの活動休止が終わって

READY STEADY GO

をリリースした時期だ(歳がバレる)

某音楽番組に出ている彼らを見て心の底から

「カッコいい」

と思った。

純度100%のカッコいいを初めて味わった瞬間だった。

この辺詳しいこと書いたら終わらなくなるのでまた別の機会に書こうと思う。

ちなみにベースのtetsuyaさんに心を奪われた。

 

それから数年ラルクに夢中だった。

当時の音楽再生機器はMDだったのでMDに録音した楽曲をひたすら聴いた。

当時の私にはCDを買う金は無かった。

だからGE●でレンタルした。許してくれ。

テレビに出れば深夜であろうとリアルタイムで見た。

 

 

しかし、人生色々。私は彼らから離れた。

 

 

どうして離れたか。

そしてどうして彼らに再び夢中になっているか。

それもここに書き始めたら永遠に本題に行かなくなるのでこちらもまた別の機会に書こうと思う。

ぶっちゃけ大した理由ではない。

 

そうして10数年ぶりにラルクに戻ってきた私は彼らがツアーを行うことを知った。

 

ラルクのライブは私にとって憧れだった。

 

学生時代、部活に受験勉強に忙しくバイトも出来なかった私は金が無かった。

正直に書くと他のアーティストのライブには行ったが彼らのチケットは中高校生だった私には背伸び1.5倍の額だった。

そして倍率もハンパないという噂を聞いていた。まず当時FCに入る金すらなかった私にはライブチケットは悪魔の実でも食べて腕が100倍伸びないと手に入らないような遠い存在だった。

中学時代からの口癖は

「生きている間にラルクのライブに行く」

だった。

この台詞はラルクから離れていた時期にも口にしていた。

その気持ちだけはいつの時期も変わらなかった。

 

そんな憧れの現場が現在住んでいるところからチャリでも行けるさいたまスーパーアリーナにやってくることを知った。

 

もう学生ではない。社会に出て結構な時間が経った。人並み程度の金なら手元にあると思う。

だが少し悩んだ。強い感情の矛先をいざ目の前にすると少し躊躇する現象みたいなやつだろう。

 

そして意を決してまずはFCに入った。

今は会員証もデジタルな時代なんだなぁと平成初期の思考を炸裂させた。

それからツアー埼玉公演2公演を申し込んだ。

私は「どんな席でも良いから行ければ幸せ!」と「どうせ落選するだろう」

という思いだったのでSS席ではない席を選択した。

今思えば少し欲張れば良かったとも思う。

 

数日後、夜も深い新宿駅のホームで当選通知を受け取った。しかも両公演。

思考が停止した。私の予想は

「ご用意出来ませんでした。ごめんなさい」

の文字だったので「当選」の二文字に軽くパニクった。

学生時代強く憧れた現場に行けると実感したとき狂喜乱舞しそうになった。

私が透明人間かつ不死身の身体だったらホームから電車を飛び越え鳥のごとく舞い上がっただろう。

 

生きているうちにラルクのライブに行くが目標だった私はもうすぐ死ぬのではないのか?!とも思った。とりあえずまだ生きている。

そして、まだ生きていたい。

 

当選通知から約2ヶ月後のライブに向けて

とりあえずツアーグッズを買うことにした。

既にツアー自体は始まっておりグッズのラインナップは出揃っていた。

今まで眺めるだけだったライブグッズを手に出来るのも至福の行いだった。

 

ツアーグッズも通販や注文後の会場受け取り対応をしていてくれて当日並ばなくて済みそうだ。とてもありがたい。さすが令和。

 

今回はコロナのせいで歓声を上げられないのでバットマラカスライトというキンブレ+鳴り物をご用意してくれているようだ。

初めてのことで何を買ったら良いか分からなかったのでバット型マラカスの他に基本的にライブで必要そうなタオルや会場限定のお菓子とアクリルスタンドを買った。

 

正直ラルクのメンバーがアクスタになっている今の時代、他ジャンルでたくさんのアクスタを見てきたオタクとしては何という素晴らしき時代だ!と歓喜した。

 

しかし、いざ参加が決まると

離れていた時期も長かったのでこんな私が大人気のラルクのライブに行っていいのだろうか?

変わらずに応援してたファンの方になんだか申し訳ない気もしてきた。

 

そんなことを3秒くらい考えたが

私はすぐ開き直った。

そんなん考えてる暇あったらラルクの曲でも聴いろ

という結論に至った。

 

事前に何かしらのライブ円盤でも見て予行練習することも考えたが、どれを買って良いか分からず...嘘...どれも欲しくて堪らなくなってしまったので、とりあえずYouTubeラルクの公式chが上げてくれているライブ映像を見た。

 

そんなこんなしているうちに

2021年12月4日

ライブ当日を迎えた。

 

前日は楽しみで眠れなく...ならなかった。

爆睡した。

会場が近いおかげか正直実感がなかった。

電車が止まってもチャリで行けばいいし、

グッズも決められた時間に取りに行けば良いので早起きも不要だった。

だからめちゃくちゃ寝た。

昼ごはんも夫と家の近所の定食屋でパクパク食べた。そして一回帰ってテレビ見てた。

会場に着くまでがあまりにも普通の日常だった。

 

そしていよいよ会場へ向かった。

事前に購入していたツアーグッズのバッグを肩に下げて地元を歩いているときは

「見て!私これからラルクのライブ行くの!」という誇らしい気分だった。

 

会場に到着すると

キョロキョロしたらアカン!

舐められる!堂々とせな!!

というお上りさんのような謎思考に陥った。

 

入場すると一人で参加されている方が周りに結構いて安心した。

一人ライブ参加は慣れているが何故か今回はめちゃくちゃ気張ってた。理由はよく分からん。

 

開演までの時間に自分の

♯思い出のラルク

のツイートが会場の大画面に映された時は嬉しかった。僕は泣いた。

 

さぁ、待ちに待った開演時間だ。

 

この続きはめちゃくちゃ長くなると思うので

違う文章に書こうと思う。

 

読んでくれた方々に最大級の感謝を込めて